「ルスツって、冬しか行くところがないよね」って、正直ずっと思っていました。
我が家は毎年冬になると夫とスキーでルスツに通う、いわば常連です。真っ白なゲレンデと、滑り終えたあとの温泉。それがルスツという土地に対して私が持っていたイメージのほぼ全部でした。雪のないルスツなんて、想像したこともなかったんです。
でも先日、気になって調べてみたんですが、2026年のルスツは4月29日からグリーンシーズンとして通常営業していることを知りました。新緑のゴンドラも動くし、温泉も入れる。雪解け後のルスツって、実はゴールデンウィーク明けからが狙い目の季節らしいんですよね。
この記事では、2026年の営業カレンダーという事実をもとに、新緑シーズンのルスツでどんな温泉旅館時間が過ごせるのかを整理しました。冬しか知らない私自身が、調べながらまとめた内容です。雪のない季節のルスツに、少しでも興味が湧いたら嬉しいです🌿
「ルスツは冬しか行けない」は思い込みだった。2026年の営業カレンダーが教えてくれること
まず一番の不安から片づけます。新緑シーズンのルスツって、旅館やゴンドラはちゃんと営業しているの、という疑問です。冬にしか行ったことのない人ほど、ここが引っかかると思います。私もそうでした。
調べてみて分かったのは、2026年のルスツが思っていたよりずっと早くから、そしてずっと長く動いていること。新緑シーズンの主役、羊蹄パノラマテラス(新緑ゴンドラ)は、2026年4月29日(水・祝)から10月18日(日)まで営業します。定休日は祝日とゴールデンウィーク、7月・8月を除く月曜日だけ。つまり平日でも、狙って行けば拍子抜けするほど普通に乗れるんです。
文章だけだと日付が多くて頭に入りにくいので、時系列でも整理しておきます。
こうして並べてみると、ゴールデンウィーク明けから10月下旬まで、実に半年近くにわたって新緑シーズンの営業が続くことが分かります。最新の運行状況は変更される可能性があるため、訪問前に公式サイトで必ずご確認ください。
温泉のほうも同じです。ルスツリゾートの温泉施設「ことぶきの湯」は、サマーシーズンとして2026年4月30日から10月24日まで営業しており、朝は6時から9時、そして14時から深夜25時までの二部制で入浴できます。日帰り入浴は大人1,800円ですが、宿泊者は無料。つまり旅館に泊まってしまえば、この立派な湯船を実質使い放題にできるわけです♨️
正直、ここまで調べて拍子抜けしました。休業どころか、むしろ冬より長く、朝から使える時間帯が広いくらいです。新緑の見頃はおおむね5月中旬から6月にかけてで、ゴールデンウィークの人出が落ち着いた直後から梅雨入り前までが、雪解けの若葉と静けさが両方そろう狙い目の時期だと言われています。
拠点になる宿を1軒だけ先に挙げておきます。ルスツリゾートホテル&コンベンションは、新緑ゴンドラの乗り場に近く、観光と温泉をテンポよく組み合わせたい人に向いた旅館です。館内には天然温泉大浴場があり、日帰りではなく宿泊すれば時間を気にせず何度でも湯に浸かれます。
https://sorariku.com/go/oiLfETc
混雑期にはできない贅沢。新緑シーズンだからこそ静かな露天風呂を味わえる理由
「じゃあ、わざわざ雪のない時期に行く意味ってあるの」という声も聞こえてきそうです。ここは冬と比べながら、率直に答えます。
冬のルスツは、スキーヤーとスノーボーダーで館内が賑わうシーズンです。大浴場もレストランも、時間帯によっては列ができることもあります。それがルスツの活気であり、私自身も毎年その熱気を楽しみに行っています。ただ、「静かにゆっくり湯に浸かりたい」という気分のときには、正直向かないシーズンでもあります。
新緑シーズンはそこがまるで逆になります。ゴールデンウィークが明けると観光客の数が落ち着き、館内も庭園も、冬の喧騒がうそのように静か。新緑シーズンのほうが、冬より静かに感じられそうです。混雑を求めて冬に行っていた自分にとって、これは新しい発見でした✨
GW明け〜6月は標高の高いエリアで朝晩がまだ肌寒いことがあり、温泉のありがたみがより増しそうです。羽織るものを1枚持っていくと安心です 貸切風呂を検討しているなら、宿泊日が決まった時点で早めに予約枠を確認しておくのがおすすめです
静けさは露天風呂だけの話ではありません。庭園を歩く時間、ロビーでお茶をいただく時間、そのすべてが冬より確実にゆったりしています。誰かの後ろに並ぶこともなく、自分たちのペースで館内を歩き回れる。これは繁忙期のルスツでは味わえない贅沢だと思います🍃
庭園の小径を歩けば、雪解け後の下草がやわらかく萌えていて、冬には雪に埋もれていた地面の起伏まで見えてきます。ロビーのソファに腰かけてお茶をいただく時間も、冬なら順番待ちの列ができていた場所が、今はゆったりと座れる特等席になっています。チェックインカウンターでも、スタッフの方とゆっくり言葉を交わす余裕が生まれそうです。急かされない時間の流れそのものが、新緑シーズンだからこそのもてなしなのかもしれません。
この静けさを味わうなら、ウェスティンルスツリゾートが候補に挙がります。天然温泉大浴場を備えた広々とした館内で、新緑シーズンならではのゆったりとした滞在ができる旅館です。ゲレンデだった斜面が緑一色に覆われる季節ならではの眺めも、この時期だけの景色です。
https://sorariku.com/go/muHM8oF
ルスツ内で新緑ゴンドラとつながる温泉旅館3軒
ルスツ内で新緑シーズンに宿泊できる温泉旅館は、主に3軒に絞られます。それぞれ立地も客室のタイプも違うので、ゴンドラ観光との組み合わせ方によって選び方が変わってきます。ここでは1軒ずつ、どんな時間が過ごせそうか具体的に見ていきます。
ルスツリゾートホテル&コンベンション、大浴場と羊蹄山を望む館内で過ごす初夏
新緑ゴンドラの乗り場から近い立地は、このホテルの一番の強みです。午前中にゴンドラで羊蹄山の新緑を眺め、そのまま歩いて館内に戻れる距離感は、移動の手間を極力減らしたい人にとって大きな安心材料になります。荷物を持って長距離を移動する必要がないというのは、地味に効いてくるポイントです。
館内の天然温泉大浴場は、冬にはスキーヤーの熱気で賑わう場所ですが、新緑シーズンは雰囲気が一変します。窓の外に雪解け後の若葉が広がる中で湯に浸かる時間は、同じ大浴場とは思えないくらい静かで、ゆったりとした空気が流れています。湯上がりに火照った体で外の空気を吸うと、初夏らしいひんやりとした風が心地よく感じられそうです。
個人的には、観光と温泉を効率よく組み合わせたい人にこそ、このホテルが向いているはずです。朝からゴンドラで新緑を満喫し、昼過ぎにはもう温泉でくつろいでいる。そんな1日の過ごし方が、立地の良さゆえに無理なく実現できます。連泊するなら、1日はゴンドラ観光に、もう1日は館内でのんびり過ごす日に、とメリハリをつけるのも良さそうです♨️
正直、私自身はまだ新緑のルスツに泊まったことはありません。ただ、冬に何度も訪れているホテルだからこそ、雪のない季節の同じ場所がどう見えるのか、想像しただけでも楽しみになります。ゲレンデが緑に覆われている光景は、冬しか知らない自分にとってはちょっとした驚きになりそうです。
食事の面でも、初夏らしい変化が期待できそうです。冬の会席が根菜や鍋物中心のあたたかい献立だとすれば、新緑シーズンは山菜や地物野菜を取り入れた、みずみずしい献立に切り替わっているはずです。会席の内容は季節ごとに変わるのが旅館の楽しみのひとつなので、同じホテルでも冬と初夏で違う顔を見せてくれるのではないかと期待しています。部屋食や個室での食事が選べるプランがあれば、周りを気にせず自分たちのペースで味わえるのも嬉しいポイントです。
ウェスティンルスツリゾート、静けさとラグジュアリーが同居する滞在
もう1軒の候補が、ウェスティンルスツリゾートです。広々とした館内と落ち着いたラウンジ、そして天然温泉大浴場を備えたこのホテルは、賑やかさより静けさを求める滞在に向いています。
客室から見える景色も、この季節ならではの表情を見せてくれます。冬はゲレンデとして真っ白に染まっていた斜面が、新緑シーズンには一面の緑に変わります。同じ窓から見える景色が、季節によってここまで違うというのは、冬しか知らなかった身としては新鮮な驚きです。
湯上がりにラウンジでゆっくりお茶をいただきながら過ごす時間は、記念日や夫婦の休日にもふさわしい過ごし方だと思います。子どもが独立してから、夫と2人でゆったり過ごす旅行を選ぶことが増えました。こういう静かな時間こそ、大人だけの旅行の醍醐味だと感じます。誰かに気を遣うことなく、湯上がりのぼんやりした時間をそのまま楽しめる。それがラグジュアリーということなのかもしれません✨
湯上がりの火照った肌に、ラウンジで供されるお茶の香りがふわりと立ちのぼる。そんな情景を思い浮かべるだけで、静かな滞在への期待が膨らみます。窓の外に広がる緑と、室内の落ち着いた照明のコントラストも、冬の白銀の景色とはまったく違う表情を見せてくれるはずです。
新緑シーズンは観光客の数自体が冬より少ないぶん、こうした館内でのゆったりした過ごし方がより際立つ季節だと感じます。慌ただしく観光地を巡るというより、宿での時間そのものを目的にする旅にしたい人には、特に相性が良さそうです。何度も冬に通っているからこそ、季節を変えるだけでこんなに印象が変わるものかと驚かされます。記念日のようなお祝いの旅行先として、静かな新緑シーズンのこのホテルを選ぶのも、十分にありな選択肢だと思います。
食事についても、静かな館内だからこそ味わえる良さがありそうです。旬の山菜や地物野菜を使った初夏らしい会席は、冬の根菜中心の献立とはひと味違うはず。誰にも急かされず、ゆっくり味わう食事こそ、新緑シーズンにこのホテルを選ぶ一番の理由になるのではないかと感じています。
ザ・ヴェール ルスツ、大人がゆったり過ごせるコンドミニアムタイプの滞在
3軒目は、ここまでの2軒とは少し毛色の違う宿です。ザ・ヴェール ルスツは、リビングやキッチンを備えたコンドミニアムタイプの滞在施設で、一般的な旅館やホテルの客室とは違う自由度があります。
客室にキッチンとリビングを備え、ホテルの一室というより「もうひとつの我が家」のような滞在ができるスタイルです。連泊や、自分たちのペースで過ごしたい旅にとくに向いています。
朝は決まった朝食の時間に縛られず、自分たちのペースでコーヒーを淹れて、窓から羊蹄山の新緑を眺める。そんな滞在の仕方ができるのが、この宿の一番の魅力だと思います。効率よく観光と温泉を回りたいなら前述の2軒、自分たちだけの時間をゆっくり作りたいならこちら、というふうに、目的によって選び分けられるのがルスツ内3軒の面白いところです。
新緑シーズンに連泊するなら、朝の時間の使い方こそ贅沢の分かれ目になると個人的には思います。決まった時間にレストランへ向かうのではなく、部屋のテラスや窓辺で朝の空気をゆっくり味わう。そういう過ごし方に憧れる人には、ザ・ヴェール ルスツのような滞在スタイルがしっくりくるはずです🌿
連泊するなら、キッチンの使い道も広がります。近くの直売所で採れたての山菜やとうもろこし、じゃがいもなどを買い込んで、リビングで軽く調理する。旅館の会席とはまた違う、自分たちの手で仕上げる食事も、この宿ならではの楽しみ方です。夕方に買い出しへ出かけて、夜はゆっくり自炊、翌朝はまた違う食材で朝食を作る。そんな数日がかりの過ごし方ができるのも、キッチン付きの滞在施設だからこそだと思います。
3軒の使い分けを具体的に考えるなら、たとえば小さな子ども連れの家族旅行では、レストランやルームサービスが整ったルスツリゾートホテル&コンベンションやウェスティンルスツリゾートのほうが手間なく過ごせそうです。一方、大人だけの旅行で、食事の時間も含めて自分たちのペースを優先したいなら、ザ・ヴェール ルスツのような滞在スタイルが向いています。誰と、どんな時間を過ごしたいかで選ぶ宿が変わってくるのも、ルスツ内3軒がそろっているからこその贅沢だと思います。
https://sorariku.com/go/fBArmt3
あと少し足を延ばすなら。羊蹄山麓・真狩村の湯めぐりという選択肢
ルスツ内の3軒だけでなく、もう少し足を延ばすという選択肢もあります。効率重視でルスツ内に泊まるか、羊蹄山麓までドライブして湯めぐりを楽しむか。ここは旅の目的によって選び方が分かれるところです。
候補になるのが、真狩村にある「まっかり温泉・ユリ園コテージ」です。ルスツリゾートから車で10km台の距離にあり、走行距離で見ても十分に日帰り圏内、宿泊利用にも無理のない位置関係です。この施設は伝統的な高級旅館というより、温泉とコテージ(貸別荘タイプの宿泊棟)を組み合わせた施設なので、記事の主役として紹介したルスツ内3軒とは少し性格が違います。あくまで「羊蹄山麓の湯めぐりスポット」「立ち寄り湯」として捉えるのがちょうど良さそうです。
羊蹄山の裾野に広がるユリ園を眺めながら露天風呂に浸かれるのも、この施設ならではの魅力です。ドライブの途中でひと汗流すように立ち寄り、湯上がりに敷地内をのんびり散策する。そんな軽やかな使い方ができるのも、伝統的な旅館とは違うコテージ型施設らしいところだと思います。
もし新緑ゴンドラの観光だけでなく、羊蹄山麓をぐるっとドライブする時間も旅程に入れたいなら、この選択肢は覚えておいて損はありません。宿泊先はルスツ内に構えつつ、日帰りで真狩村まで湯めぐりに出かける、という組み合わせ方もできます♨️
なお、この記事ではニセコ昆布温泉エリアや洞爺湖温泉エリアの旅館は紹介していません。調べてみたところ、ルスツからの実際の走行距離がいずれも30kmを超えることが分かったためです。景色は魅力的なエリアですが、日帰りでも移動にそれなりの時間がかかるので、今回はあくまでルスツから無理のない範囲に絞って紹介しています。
https://sorariku.com/go/q3ViDkT
午前はゴンドラ、午後は温泉旅館。新緑シーズンの1泊2日モデルプラン
情報を並べるだけだと、結局どう動けばいいのか分かりにくいですよね。なので、ここまでの内容を時間軸にして、1泊2日のモデルプランとして整理してみます。
ここまでの内容を時間軸で整理すると、こんな1泊2日の流れになります。
図にしてみると分かる通り、ポイントは観光(ゴンドラ)と温泉旅館での時間がバランス良く配置されていること。どちらかに偏らず、両方をきちんと味わえる組み立てになっています。延泊する場合は、2日目午後に真狩村への湯めぐりを足すアレンジも本文で紹介した通りです。
このプランのポイントは、観光と温泉のどちらかに偏らないこと。ゴンドラだけで満足せず、旅館での時間もきちんと確保する。逆に温泉だけにこもらず、外の新緑もちゃんと見て帰る。そのバランスが、ルスツの新緑シーズンを一番楽しむコツなのかなと感じています🌸
もう1泊足して2泊3日にするなら、2日目の午後は真狩村まで足を延ばして湯めぐりを楽しむ、という組み方もできそうです。ルスツ内でゆったり過ごす日と、羊蹄山麓をドライブする日を分けることで、同じ北海道の旅でも違う表情を楽しめます。時間に余裕がある人は、こうした延泊プランも検討してみる価値があると思います。
もし新緑の時期に行くなら、貸切風呂の予約枠が空いているうちに押さえておきたいところです。冬ほど混雑しないとはいえ、人気の時間帯は埋まってしまうこともあるようなので、宿泊日が決まったら早めに問い合わせておくと安心です。気になる宿の空室状況は、楽天トラベルでまとめて確認できます。料金やプラン内容は時期によって変動するため、2026年の最新情報は公式サイトや楽天トラベルのページでその都度確認するのが確実です。
よくある質問 ルスツ新緑シーズンの温泉旅館、予約前に知っておきたいこと
ここまで読んで、大まかなイメージはつかめたかなと思います。最後に、細かいところで気になりそうな質問を6つ、私自身が調べていて疑問に思った順にまとめておきます。冬に何度も通っている常連だからこそ気になったことばかりなので、同じように迷っている人の参考になれば嬉しいです😊
まとめ
「ルスツは冬しか行くところがない」という思い込みは、2026年のグリーンシーズンの営業カレンダーを知った時点で、あっさり外れました。新緑ゴンドラは4月29日から、ことぶきの湯も4月30日から通常営業していて、休業どころかむしろ冬より長い時間帯で温泉に入れます。
そして何より、新緑シーズンは冬ほど混雑しないぶん、露天風呂も庭園も驚くほど静かに味わえるという発見がありました。ルスツ内のルスツリゾートホテル&コンベンション、ウェスティンルスツリゾート、ザ・ヴェール ルスツの3軒はそれぞれ立地や客室のタイプが違い、真狩村のまっかり温泉・ユリ園コテージまで足を延ばせば湯めぐりという楽しみ方もできます。
正直、私自身もまだ新緑のルスツには行けていません。それでも、調べれば調べるほど「今度は雪のない季節に行ってみたい」という気持ちが強くなりました。冬に何度も訪れた同じ場所が、季節を変えるだけでここまで違う顔を見せてくれる。それを知れただけでも、この記事を書いた意味があったと思います。
気になる宿が見つかったら、まずは1〜2軒に絞って、楽天トラベルで空室やプラン内容を確認してみてください。雪解け後の澄んだ空気と若葉に包まれた温泉旅館の時間、きっと冬とは違う満足感に出会えるはずです🌿♨️
